今日も「さて、なにを書くか」と考えていたのですが——
過去のアクセス数を見返してみたら、驚きの事実が。
いちばん読まれているのは……
俺のアンプ修理メモ、でした。
派手なロック談義でも、渾身の哲学的テーマでもない。
それよりも、「ジャックの接点復活方法」や「真空管の不良診断」みたいな、
超マニアックで職人的なメンテナンス記録の方が、
何倍も読まれているのです。
おそらく、検索してたどり着く人が多いんでしょうね。
音楽に限らず、ギターやアンプって機材の世界。
そして機材は壊れるし、調整が必要。
誰かが困っている時に、必要とされるのは「ロック観」じゃなくて「修理の手順」だったりするわけです。
そんな中、最近はAIの力も借りています。
大学教授レベルの知識をもつ相棒に、
「この配線の不具合、どこが怪しい?」と聞けば、
的確にヒントをくれたりする。
おかげで自分の頭もちょっとずつバージョンアップ。
「知ってる風」で済ませていたことも、
ちゃんと“自分の知識”に落とし込めている気がします。
人間らしさとか、魂とか、音楽の本質を語りたくなるけど、
ふとした時に求められるのは、
意外にも“地味で確かな技術”だったりする。
まぁ、それもまたロックなんじゃないかと。
Stay Rock.