……正直、鳥肌が立ちましたね。これはもう人間には勝ち目がないなと。
AIがなかった時代、俺のオリジナル曲は「ある程度のスキル」がなければ作れない曲でした。
でも今は違う。スキルのない奴でも、AIを使えば簡単に曲が作れてしまう。つまり、俺も彼らと同じ土俵に立たされているわけです。
じゃあ、どこで付加価値を出すのか?
メロディや詩の世界の巧さで競うことじゃない。演奏力で差をつけることもできない。
AIがその領域を全部埋め尽くしてしまったからです。
そこで俺が辿り着いた結論はシンプルです。
ロックはリアル。
ならばライヴで実演する以外に方法はないよねと。
ステージに立ち、汗をかき、観客の目の前で音を鳴らす。失敗も含めて人間そのものをさらけ出す。
こればかりは、どんなAIもコピーできないし、フェイクもできない。
ビートルズがスタジオで革命を起こしたのは事実だけれど、彼らも最後はスタジオのビルの屋上に出て「生でやる」ことを選んだように。
それこそがロックの本質なんだと思います。
AIがどんなに進化しても、ライヴで汗をかいて観客と目を合わせることはできない。
たぶんそのうち「AIに観客まで生成される」なんて話が出てくるかもしれません。
でも考えてみてください。
目の前にいるのが全員AIの観客だったら?
きっと拍手も「Ctrl+C, Ctrl+V」で済ませてくるでしょう(笑)
やっぱり本物の人間が出す歓声や空気感には敵わない。
だから俺はそこに全力をかけるぜ!
リアル応援宜しく!
Stay Rock