2025年8月17日日曜日

ミュージシャンとしての評価とは?

音楽を長くやっていると、評価のされ方はいろいろあるなと思います。
容姿やファッション、ジャンル、楽器…。それで「すごい」と言われることもあれば、「なんだそれ」と言われることもある。


でも一番きついのは「無関心」。酷評でも構わないんです。興味を持たれている時点で勝ちですから。ビートルズだって最初は「髪の長い不良」と言われながら、結局は音楽史をひっくり返しました。

日本には「忖度」という文化があります。ビートルズを聴いたことがない人まで「いやーやっぱり凄いっすね」と周りに合わせる。逆にビートルズなんてアイドルだから子ども騙しと言っていた人もいたり。ですが、それってパソコンを持っていないのにWindows95だけ買って「で、これ何に使うの?」と聞いてるようなもの(笑、古い例えすいません)。形だけの評価に意味はない。

だから俺は「形だけのビートルズしか知らない人」には、こちらから「じゃあ本物を教えてあげますよ」と言いたくなる。((笑)実際、教えはしないけど。)つまり、ロックは体感してこそなんです。

最近は邦楽やK-POPが盛り上がり、洋楽離れを感じます。でもロックのルーツは洋楽にある。呼吸感やグルーヴはどう頑張ってもそこに宿っている。だからこそ、邦楽やK-POPを聴き込んでいる人たちに「悪いけど俺には勝てないよ」と言ってしまう(笑、独り言ですが)。

言えてる事はロックは「ノーフェイク」である一方、エンターテイメントでもあります。つまり「本音をどう演出して伝えるか」が大切。演出なしの本音はただのロクデナシになってしまう。ロックな演出での本音を届けるからこそ、観客は心を動かされるんです。

“You can fake the style, but you can’t fake the soul.”
(スタイルは真似できても、魂はごまかせない。)

そういう意味で、評価はどうであれ「魂」を響かせられるか。それがロックミュージシャンの勝負どころだと思います。

Stay Rock

2025年8月15日金曜日

レコーディングの話

パンチーノの場合、これまでの録音スタイルはMTRやDAWのアプリを使うのが定番でした。パソコンやiPadでポチポチやって、あとからミックスして…という、いわゆる宅録派です。



でも最近ふと思うんですよね。
バンドでやるなら、スタジオに集まって、そのまま一発で録ってしまって、あとから必要な部分だけ編集する方が、結果的に効率がいいんじゃないかって。

なにしろ、今は「スプリッター」という便利な機材が普及してきました。これ、簡単に言えば、1つの演奏を同時に複数のトラックに分けて録音できる分配マシン。
昔はドラマーのキック、スネア、ハイハット…って全部マイクを個別に立てて、ケーブルの森を抜けてミキサーに突っ込み、さらに個別のトラックに録音、なんて手間が必要でした。

でもスプリッターがあれば、スタジオでみんなでガツンと演奏した音を、そのまま各楽器ごとに分けてパソコンやレコーダーに送り込める。
つまり「ライブ感」と「後からの細かい編集」の両立ができちゃうわけです。

うちのメンバーのアーベンも、このやり方の重要性をよく意識しています。
(まあ正直なところ、クリックに合わせるのがちょっと苦手という理由もあるんですけどね・笑)
ただ彼いわく、「クリックと一緒に演奏するのは、メトロノームに命令されてるみたいで気に食わない」だそうです。
アメリカ人の友達にこの話をしたら、「俺も奥さんの言うとおりに動くのは苦手だ」と返されました。うん、それは世界共通の悩みらしいです。

ビートルズだって最初期はほぼ一発録りでした。あのエネルギー感はやっぱり「同じ空間で同じ空気を吸って」演奏したからこそ。
技術は進歩しても、音楽の魔法は結局そこにあるのかもしれません。

ではまた
Stay Rock

2025年8月7日木曜日

🎸憧れと交差する日々。ミュージシャンを続けてきたご褒美みたいなもの。

どうも、パンチーノです。

長く音楽活動を続けていると、不思議な瞬間に出会うことがあります。
それは、**“憧れのアーティストが友達みたいになってくれる”**ような感覚。

今日はそんな、音楽をやってきたからこそ味わえるエピソードを少しだけ書いてみます。


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🎤 名もなきバンド時代から今まで

ハモリーメンを始める前にも、いろんなバンドをやってきました。

たとえば「DISGAST」「Chaps Lover」「Mr VOX」「Limitless Jumble」「Ashnora」「F.N.F」などなど。
検索しても出てこないかもしれません(笑)でも、どれも本気でやっていたバンドです。

30代半ばにさしかかるころからでしょうか。
自分がずっと聴いてきた、憧れていたようなアーティストたちと、少しずつ近い距離になってきました。

もちろん、こちらも同じくミュージシャンとして活動しているからこそ、対等な立場で言葉を交わせたり、共演が実現したりします。


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🎸 憧れがリアルになる瞬間たち

ハモリーメンでは、長沢ヒロさんをゲストに招いて共演させていただきました。
パンチーノ個人としても、EUROXのシンガー・King Reguyth(ネモさん)とイベントで共演したり、
ギターヒーローだった木暮"シャケ"武彦さんとお話ししたり、
ダイヤモンド✡ユカイさんと握手したり…。





若き頃に聴いていた馴染み深い曲のミュージシャンと同じステージに立つなんて、夢みたいな話ですよね。

他にも、書ききれないくらいの“交差”がありました。

たぶん、アーベンも同じような経験が増えてきてると思います。
音楽を続けていると、自然とこういうことが起こるんですよね。


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🎯 でも、欲は尽きない(笑)

いつも思うんです。
「自分にもっと知名度があれば、もっと楽しいことができるのにな」と。

もちろん今でもありがたい機会に恵まれています。
でも、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。だって、**もしヒットソングが1曲でもあったら…**もっと世の中の人に喜んでもらえたかも…って(笑)本当にすいません!先輩方!

でもそれって、きっとどのミュージシャンも思ってることなんじゃないかな。
だからこそ、“次こそは”って気持ちで音楽を作り続けてるんだと思います。頑張れ俺!!


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🎵 まとめ:続ける者だけが見る風景

音楽を続けてきたことで得られたこの景色は、やっぱりかけがえのないものです。
憧れが“触れられるリアル”に変わったとき、それは続けてきた者だけのご褒美だと思っています。

これからも、そんな風景をもっと見られるように、地味に、粘り強く、でも楽しみながら、続けていこうと思います。

ヒット曲?
…うん、そろそろ来てもいい頃なんじゃないですか?(笑)

Stay Rock

2025年8月3日日曜日

🎸ビートルズ・セッション回想録 ~そして今に繋がるハモリーメン~

どうも、パンチーノです。

今日は、ハモリーメンによるBeatlesセッション会についてご報告を兼ねたお話です。
実はこれ、元々はスタジオ・ライヴを予定していたんですが、PAオペレーターが不在という想定外の出来事がありまして…。

でも「それなら、できることをやる!」というロック魂で、急きょ内容をBeatlesセッション会に変更することになったんです。


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🎶 ビートルズセッション、ひさびさの復活!

ビートルズセッションをやるのは、ほんと久しぶり。
かつて西荻窪「ヘブンズドア」というライヴバーでホストとしてセッションを回していた頃を思い出します。

途中から、あの六本木アビーロードで活躍するBeatopiaの山口さんも加わってくれて、本気度がぐんと上がりました。
その頃の経験は、今でも僕の音楽人生の一部です。

ちなみに、山口さんが見てたら…改めて、ありがとう!


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🎤 そして、あの頃のセッション模様回想

当時のビートルズセッション、いろいろと面白いエピソードがあったんです。

たとえば、スネアに布をかぶせて“リンゴ風”の音を出す人がいたり、
「ゲット・バックのソロは絶対フロントピックアップだろ!」と熱弁する方がいたり、
ヘフナーのベースを2本持ってきて使い分ける強者まで(笑)

でも何より印象的だったのは、ビートルズ好きに悪い人はいないということ。

みんな礼儀正しくて、でもちょっとだけプライドが高くて、自分だけのビートルズ理論を持っている人が多かったですね。
(もちろん、僕もそのひとり…笑)


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🎵 再現を超えて“自分の音”へ

ビートルズセッションは、レコードの完全再現を目指すスタイルが多いですが、
僕はそこを少しずらす派でした。

たとえばレコードにないハモリを入れてみたり、
歌を中心に据えて他の楽器を加えてみたり。

そういうアレンジ思考は、今のハモリーメンのスタイルにしっかりと受け継がれています。

アーベンとレコーディングしたBeatlesのカヴァー音源





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🎸 あくまで“寄り道”です。再加入じゃない(笑)

今回、ビートルズセッションを再びやることになりましたが、
決して「ビートルズカバー界」に再び参戦する!」という宣言ではありません(笑)

あくまで、「今のハモリーメンとして何ができるか」を考えた結果なんです。
でも、やるなら楽しんでもらえるように、しっかりホストしますよ!

ちなみに、セッションの後半には事前エントリーされた方との共演パートもあります。
その昔、西荻のBセッションに来てくれた皆さん、お久しぶりに会えるかもしれませんね。


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🎧 まとめ:音楽は旅。そして時に帰る場所。

パンチーノは今、いろんな音楽活動をしています。
でも、こうしてたまに原点に帰るのも悪くないなと思っています。

音楽は旅です。ずっと前へ進むものだけど、
時には“懐かしいあの街”に寄り道するのも、ロックなんじゃないかなと。

というわけで、ハモリーメン × ビートルズセッション、よろしくお願いします!

Stay Rock

2025年8月1日金曜日

🎤 Beatlesセッション会、やります!

みなさん、朗報です(ちょっとした裏話付きで)!

実は、11月23日のハモリーメンは10周年記念で地元南浦和にてスタジオライヴを開催する予定だったんですが…
まさかのPAオペレーター不在日という、ロックあるあるなトラブル発生。
というわけで、急遽内容を変更して、Beatlesセッション会を開催することになりました!


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🎸 久々のBeatlesセッション、帰ってきます!

「Beatlesセッション会?それって…」と思ったそこのあなた。
そうです、西荻窪でやっていたあのセッション会のことです。 
かつて参加してくれた皆さんなら、パンチーノがホストしていたことをご存じだと思いますが
あれの焼き直し…というか、進化版です。


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🎶 ホストは我らがBeatles Believerであるハモリーメン

今回はハモリーメンのオリジナルライヴ終了後に開催。
ホストを務めるのは、我々3人のBeatles Believer(信者)チーム。
事前に曲を決めてエントリーしてくださった方々と、一緒にビートルズナンバーを演奏します!

曲のリクエストもOK,メンバーへのご指名も大歓迎。埋まらないパートはリード、ハモリ、そしてビート感も、ハモリーメンならではのサポートで盛り上げますので、安心してご参加ください。


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🎵 演奏予定の曲について

定番からマニアックな1曲まで、エントリー曲は幅広く対応予定です。
「この曲ならコーラスいける!」とか「このパートやってみたい!」っていうのがあれば、
エントリー時にぜひリクエストくださいね。


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📝 参加方法・詳細について

詳細はハモリーメンの各SNSでもお知らせしています。
今回は完全事前エントリー制になるので、飛び入りはちょっと難しいかも。
その分、演奏クオリティも雰囲気も、よりバッチリ整えていきます!


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ロックって、こういうハプニングの中で生まれるアイデアが一番熱かったりしますよね。
PAがいない?じゃあセッションで盛り上がろうぜ、っていう発想がすでにロック!

みんなで作るセッション会、ぜひご期待ください🕺🎸

Stay Rock