まずは、前回の近況報告から。
いつも応援してくださっている皆さんにはお伝えしたとおり、メンバーの都合と健康上の理由により、NEWESTとハモリーメンは、現在ライブ活動をほぼ休止している状態です。
パンチーノとしては、どちらのバンドも解散するつもりはありません。あくまで休止です(笑)。また一緒に音を出せるタイミングが来れば、再開したいと思っています。ちなみに、パンチーノ自身の健康には問題ありませんので、ご安心ください。
ライブができないからといって、音楽までやめるわけではありません。今できることをやっていこうということで、現在はハモリーメンの新しいEPの制作を進めています。歌以外のパートは自宅スタジオで録音中。ライブ活動とはまた違った形で、音楽を作る楽しさをお伝えできればと思っています。
そして今回は、その新作の話に入る前に、ちょっとしたお知らせがあります。
配信会社の移籍に伴って、一時的に配信を休止していたハモリーメンの2020年のアルバムが、昨日から再び配信されました!
タイトルはファーストアルバムの 「Original Tracks」。全5曲入りです。
Spotify、Apple Music、LINE MUSIC、AWAなど、各種音楽配信サービスで聴けるようになっています。「ハモリーメン」で検索してみてください。
6年間でこれだけ?(笑)
いやいや、ライブもやっていましたし、曲も作っていましたからね。音源として完成させて世に出すところまで、なかなか手が回らなかったというわけです。
でも、今回制作している新しいEPには、ライブで演奏してきたものの、まだ録音作品として完成させていなかった曲を収録する予定です。もちろん、新曲も1曲入れたいと思っています。さらに、現在配信しているシングル曲も収録するかもしれません。
曲順も含めて、あれこれ思案中です。
そんなわけで、今日は再リリースされた「Original Tracks」について、パンチーノ目線で1曲ずつ解説してみようと思います。
その説明の前に、ハモリーメンの楽曲の権利と作者クレジットについて、少し説明しておこうと思います。ハモリーメンでは、ビートルズを参考にして、楽曲の作者クレジットを「レノン=マッカートニー」のような連名方式にしています。つまり、誰が曲を書いたかにかかわらず、ハモリーメンの楽曲はすべて作者を「ハモリーメン」としています。
これは、メンバー全員で楽曲を共有するという考え方です。そのほうが喧嘩にならない(笑)という意味もあります。
そして、この権利はハモリーメンのメンバーである限り続きます。逆に、ハモリーメンを離れた場合は、たとえ自分で書いた曲であっても、ハモリーメンのメンバーとしての権利はなくなる、という考え方です。
まぁ、ハモリーメンがひとつの人格を持った法人格のようなもの、と考えてもらえばわかりやすいかもしれません。
1曲目「Bean Sprouts」
この曲は、作詞作曲から演奏、打ち込みまで、すべてパンチーノです。
アルバム後半に収録されている「すべてのことがいやになった」のアンサーソングでもあります(笑)。
当時、アーベンが「安全バンド」の長沢ヒロさんと交流があったこともあり、その影響を感じさせるような出だしになっています。
「すべてはけだるいぜ」と(笑)。
はい、「けだるい」です。
サウンドは、レッド・ウォーリアーズやストリート・スライダーズを思わせるブルースロック調。特定のバンドを意識して作ったわけではありませんが、自分の中にあるロックの引き出しから自然に出てきた感じです。
この手の曲なら、ギターさえあれば5分くらいで書けます。
もちろん、そこから完成させるまでには別の作業がありますけどね(笑)。
2曲目「そういうの」
こちらはアーベンの楽曲なので、曲そのものについては作者に聞くのが一番でしょう。
ただ、パンチーノがどんな作業をしたのかという視点で説明すると、アーベンがアコースティックギターの音源を提供してくれたので、それをそのまま使い、エレキギターでテンションノートを加えました。
さらに、歌のコーラスパートも担当して、音に立体感を出しています。
ドラムは入っていません。アーベンがパーカッション的に何かを叩いています。
ちなみに、このアルバムのレコーディングにサカッキーは参加していません。
ハモリーメンではライブでドラムを叩くメンバーという位置づけで、当時はレコーディングの経験も多くなかったため、ドラムパートは打ち込みを採用することになりました。
バンドといっても、音源制作ではライブと違う方法を使うことがあります。
そこがレコーディングの面白いところでもありますね。
3曲目「石油の出る国(Crude Oil Country Song)」
こちらも、演奏はすべてパンチーノです。
この曲は、イラン人の友人の言葉をヒントに、日本とイランの違いを歌にできないかと考えたところから生まれました。
まあ、なかなか露骨なテーマです(笑)
実は、メロディーは同じで歌詞だけが違う姉妹ソング「桜の出る国」という曲もあります。
こちらは「Road to Solo Live」のSound Packに収録されていますが、音楽配信では聴けません。同じメロディーでも、歌詞が変われば曲の印象も変わる。そんな遊びも面白いですよね。
サウンド的には、ビートルズ初期の「A Taste of Honey」や「ベサメ・ムーチョ」あたりを思わせるノリです。こういう雰囲気も自然と自分の中に入っているんでしょうね。
4曲目「すべてのことがいやになった」
これは、アーベンがくれたデモテープをパンチーノ流にアレンジし、それをさらにアーベンが歌って完成させた曲です。
演奏はパンチーノが担当しています。ドラムは打ち込みではなく、当時入手したコルグのリズムボックスを使っています。
小さなボタンを叩いてリズムを入れるタイプで、細かく調整できるものではありません。タイミングに多少のズレもあるでしょうし、ベロシティの調整もできません。
でも、そういう制約の中で作った音のほうが分かりやすいとおもうんですよね。
この曲は、ハモリーメンらしさが出ていて、自分でも好きな曲です。
歌詞はかなりダークなのですが、最後の歌詞にオチをつけて、スッキリ終わらせたのはパンチーノの提案です!
暗いまま終わらせない。そこはロックンロール的なサービス精神ということで(笑)。
5曲目「Everywhere You Are」
この曲は、ハモリーメンが始まった頃の、思い出深い1曲です。
ドラムは打ち込みで、ピアノのバッキングはパンチーノが担当しています。
曲の意味については、作者であるアーベンに聞かないと分かりません(笑)。
まあ、意味がはっきり決まっていないなら、聴いた人が自由にイメージしてくれてもいいんじゃないでしょうか。
音楽は、作った人の意図だけですべてが決まるわけではありませんからね。
聴いた人がそれぞれの風景や気持ちを重ねてくれたら、それもまた曲の楽しみ方だと思います。
6年前の音源を、今もう一度聴いてみる
ということで、今回はハモリーメンのファーストアルバム「Original Tracks」を紹介してみました。
6年前の音源ですから、今聴けば、機材もアレンジも演奏も、いろいろと違って感じる部分があると思います。でも、その時に考えていたこと、その時にできる方法で作った音が残っている。それがレコーディング作品の面白さですよね。
ライブは、その日の演奏が終われば基本的には消えていきます。でも音源は、何年経っても聴き返すことができます。
そして今、自分たちは次のEPを作っています。
ライブで演奏してきた曲を音源として完成させ、新曲も加えて、また新しいハモリーメンの作品を残したいと思っています。
ライブ活動は休止中ですが、音楽制作は続きます。
これからはレコーディングの進み具合や、自宅スタジオでどんなことをしているのかも、このヴログで紹介していきたいですね。
6年前の作品を再リリースして、現在の新作も作っている。
過去の音源を聴きながら、次の作品を待っていただけたら嬉しいです。
そして「Road to Solo Live Sound Pack」のお知らせ!
最後に、ハモリーメンの手作りサウンドパックの告知です。
現在販売中の「Road to Solo Live Sound Pack」は、10曲入り、500円!
今回紹介した「Original Tracks」に収録されている曲も含め、ハモリーメンのオリジナル曲を中心に10曲を収録しています。
配信で聴ける曲もあれば、配信では聴けない曲もあります。先ほど紹介した「桜の出る国」もそのひとつ。
つまり、ハモリーメンの音楽をまとめて楽しめる、お得な手作りサウンドパックというわけです。
まだ聴いたことがない方は、ぜひチェックしてみてください。
そして、いつかライブが再開したら、音源で聴いていた曲を実際のステージでも楽しんでもらえたら最高ですね。
それまでは、録音して、曲を作って、音楽を楽しんでいきます。
Stay Rock!🎸


