2026年10月2日金曜日

プロとアマを分けるな!年齢でも音楽を分けるな🎸

最近、音楽活動についていろいろ考えることがあります。
特に、大人になってからのバンド活動って、どういう形が一番楽しいんだろうな、と。

歳を重ねると、仕事や家庭もありますから、どうしても「大人が参加しやすいイベント」というものが増えてきます。それ自体は悪いことではありません。気軽に集まって、好きな曲を演奏して、みんなで楽しむ。これはこれで、音楽の大切な楽しみ方です。

ただ、自分の場合は、そこに全部合わせる必要はないと思っています。




「遊び」と「本気の音楽活動」は、やっぱり別物なんですよね。


遊びだからダメという話ではありません。むしろ、遊びは大好きです(笑)
でも、本気で作品を作りたいと思っている人間が、いつまでも「大人がやりやすいイベント」という枠だけで音楽を考える必要もないと思うんです。

そして、もう一つ気になるのが、日本では何かと「プロ」と「アマ」に分けたがること。


プロだから上、アマだから下、という話でもないでしょう。
音楽をやる目的が違うだけです。

お金を稼ぐことを目的にする人もいる。趣味として楽しむ人もいる。ライブをやりたい人もいる。作品を作りたい人もいる。

自分の場合は、「もっと楽しく創作活動したい」というところが大きいんですね。

だから、プロかアマかという区分よりも、「この人は何をやりたいんだろう?」のほうがずっと気になります。

そして、ここからカバー曲の話になります(笑)


例えば、「カバーソングのイベントがあります」と言われたら、皆さん見に行きたいですか?
もちろん、好きな人もいるでしょう。
でも、例えばビートルズのカバーを聴きたいなら、本物を聴きますよね(笑)

今は音源も映像もYoutubeにいくらでもあります。

なので、自分はここで「本物と偽物はある」と思っています。
これは別に、偽物だからダメと言っているわけではありません。

ビートルズ本人が演奏するものと、別の人がビートルズの曲を演奏するものは、やっぱり同じではない。そこは区別して聴いています。

だからこそ、カバーをやるなら「偽物だけど、これを見に行く理由がある」というものを作る必要がある。

例えば、完コピを極めて、それ自体をショーとして成立させている人たち。
衣装も見た目も、演奏も、ステージングも徹底的に再現する。
観客も「本物ではない」ということを分かった上で、その再現度を楽しみに行くわけです。

六本木のビートルズバーのように、最初から「ビートルズの偽物を見るショー」として成立しているなら、これはこれで一つのエンターテインメントですよね。

むしろ「偽物だからこそ楽しめる」という世界もある。
ただ、普通のカバーバンドが、

「有名な曲を演奏します」
「みんなが知っている曲をやります」

だけで人を集めようとすると、ちょっと難しいんじゃないかなと思うんです。無理ゲーです。
だって、その曲を聴きたいだけなら、本物を聴けばいい(笑)。

だからカバーをやるなら、「本物とは違うけど、これを見る理由がある」という何かが必要になる。


そこで、自分がNEWESTでやっている「映画音楽でロックする」という考え方があります。
これは単純に「映画音楽のカバーバンドです」ということではなく、映画音楽を3ピースのロックバンドでやったらどうなるのか、という遊びでもあり、創作でもある。

「この曲をコピーします」ではなく、「この曲を自分たちのバンドでどう料理するか」という部分があるんですよね。

そう考えると、カバーも十分に面白い。
そして、もう一つ面白いのが、オリジナル曲の中にカバーを一曲だけ入れるという考え方。
これは自分がハモリーメンでも実践していること。

基本は自分たちの音楽。
そこに「この曲、俺たちがやったら面白いよね」というカバーが一曲入っている。
これなら、そのカバー曲も「自分たちの音楽」の一部になる。

カバーかオリジナルか、という二択ではないんですよね。

大事なのは、「自分たちは何を作っているのか」が見えることなんじゃないでしょうか?


そして、これは以前書いた「バンドはパーツ交換じゃない」という話にもつながります。
ギターがいるからギタリストを入れる。ベースが必要だからベーシストを入れる。ボーカルが必要だから歌える人を入れる。

それだけなら、極端な話、誰でもいい(笑)

でもバンドって、本来そういうものじゃないと思うんです。

「この人がいるから、この音になる」
「このメンバーだから、この曲になる」

そこにバンドの面白さがある。
だから、自分は「人を集めること」そのものには、あまり興味がありません。

人を集めて何をするのか。我が国の経済効果を上げたいなら別ですが(笑)

アーティスト、ミュージシャンとして、そこに「作りたいもの」があるのか?
そこが大事なんですよね。

そして、自分は企画する側だけに回るより、やっぱりアーティストとして、ミュージシャンとして、何かを生み出す側でいたいんです。

企画を考えることも大切です。
イベントを作ることも大切です。

でも最終的には、「この人たちは何を作ったのか?」というところで評価されたい。
ミュージシャンなら、ミュージシャンとしてのアイデンティティをぶつけ合えばいい。

それぞれが持っている音、考え方、感覚、経験をぶつけて、「じゃあ、どんなものが生まれる?」というところを楽しみたいんですよね。

それは、プロだからとかアマだからとか、関係ない。
もちろん、年齢も関係ない。

「あと何年できるかな」とか、「もう自分たちの時代は終わった」とか、そういうサラリーマン的な年齢換算で音楽を考えるのも、自分はあまり好きじゃないんです(笑)これは自民党が悪い!洗脳です。

会社なら定年があります。でもロックに定年はない。


56歳だからあと何年、なんて計算して音楽をやるつもりはありません。
やりたいと思ったらやる。
面白いと思ったら作る。
誰かと音を出したくなったら音を出す。

それでいいんじゃないでしょうか?

もちろん、みんなで集まって好きな曲を演奏するのも楽しい。
セッションも楽しい。
コピーも楽しい。
大人のイベントも楽しい。

でも、それと「自分たちの作品を作る活動」は、分けて考えてもいいんじゃないかなと思います。その違いを「プロとアマ」という言葉で仕切る必要もない。

プロでも遊ぶし、アマでも本気で作品を作る。

お金をもらっているかどうかだけでは、音楽への向き合い方なんて分かりません。
ただ、プロとアマは分けなくてもいいけれど、本物と偽物まで一緒にする必要はないと思っています。

本物には本物の価値がある。偽物には偽物の価値がある。


そして、偽物なら偽物として、「自分たちは何を見せるのか」を考えればいい。

完コピで勝負するのもいい。
自分たちなりに料理するのもいい。
オリジナルを作るのもいい。

大切なのは、自分たちのアイデンティティがそこにあることなんじゃないでしょうか。


むしろ大人になった今だからこそ、肩書きなんか気にせずに、自分たちが面白いと思うことをやればいい。

年齢を重ねて、「大人がやりやすい音楽活動」に合わせるだけじゃなくて、もっと自由に創作していいと思うんです。

自分がやりたいのは、結局そこなんですよね。

「このメンバーだから聴きたい」
「この人たちが作るから面白い」

そう思ってもらえるものを作りたい。
コピーでもいい。オリジナルでもいい。

ただ、そこに「自分たちはこれをやっている」という理由が欲しい。


そして、できれば観客にも「このバンド、何やってるんだろう?」と興味を持ってもらいたい。

そうやって少しずつ、自分たちの音楽になっていけばいい。
せっかく歳をとっても音楽を続けているんですから、若い頃よりもっと自由に遊びたい。
でも、その遊びは本気でやりたい。

パンチーノとしては、そんな音楽活動が一番楽しいんですよね。
だから今日も、プロとかアマとか、コピーとかオリジナルとか、そんなところであまり線を引かずに、

「さて、次は何を作ろうかな?」

と考えているわけです(笑)。

そして、そんなパンチーノの音楽を実際に聴いてみたいという方には、ハモリーメンの「Road to Solo Live Sound Pack」もあります。

ハモリーメンのオリジナル曲を中心に、これまで作ってきた音源を10曲収録した手作りのサウンドパックです。

10曲入り、500円。

売上は、ハモリーメンのワンマンライブを目指す「Road to Solo Live」の活動に使わせてもらいます。

今どきCDかよ、という話もありますが(笑)、こういう手作り感もロックじゃないかなと思っています。CDプレイヤを持っていない方もスマホで聴けるようにYoutubeの限定QRコードもセットです。

「ハモリーメンって、どんな音楽やってるの?」

そんな方は、ぜひ一枚聴いてみてください。



500円ですから、映画一本観るより安い(笑)。

いつかSound Packを聴いた人がライブに来てくれて、
「CDより実際に聴いたほうが面白いじゃん!」
なんて言ってくれたら最高ですね。

そのためにも、まだまだ楽しく創作していきます。

Stay Rock!🎸