2026年9月3日木曜日

AI音楽には勝てるわけがないという真実 (其の5)

 以前から書いている「AI音楽」の続編です。(興味ある方は過去の記事も探してみてください)

まず今回は、ちょっと残念なお知らせから。
大手の音楽配信会社がサービスを終了することになりました。
ハモリーメンの音源も、現在そこから配信されています。
そのため、Spotify、AWA、Apple Musicなどから、一時的にハモリーメンの音源が消えることになります。



現在、その紐付けを新しい配信先へ移す作業に追われております。
プレイリストがそのまま反映されるようにです。
せっかくハモリーメン聴いてくださっていた方には、ご迷惑をおかけしますが、少々お待ちください。

ということで、売れないアーティストを抱えている配信会社が、その楽曲を維持できなくなってサービス終了。

なんとも世知辛い(笑)。

もちろん、一部のAIによって大量に生成された楽曲がアップロードされるようになったことも、少なからず影響しているのかもしれませんが、
ただ、そもそも「売れているアーティストの楽曲再生を中心にビジネスが成立する」という、現在の音楽サブスクそのものにも原因があると思っています。
……この話を始めると長くなるので、また別の機会に(笑)。


さて、本題のAI音楽の記事です。


AIによる音楽制作を拒絶している方も、そうでない方もいると思います。
でも、もうAI革命は音楽だけの話ではありません。
仕事、製造、文章、映像、デザイン、プログラム……。
ありとあらゆる日常にAIが入ってきています。
もう「AIを使うか、使わないか」という段階ではなく、AIが存在することを前提に、人間がどう生きるかというところまで来ているんじゃないでしょうか。
そして、ここはもう潔く認めてしまったほうがいい。
人間は、生産力としての機械には敵いません。
AIに完敗です(笑)。
大量に作る。
速く作る。
膨大なデータから分析する。
こういう仕事を人間とAIで競争させたら、そりゃ勝てません。
だったら、もう諦めが肝心。
「仕事としての音楽をAIと競争する」という発想自体を捨ててもいいんじゃないかと思っています。
AIにできることはAIに任せる。


そのうえで、アーティストとして自分たちには何ができるのか?


ここが大事なんじゃないでしょうか。
歌うこと。
演奏すること。
自分らしい音源を作ること。
そして、ライブで目の前にいる人と音を共有すること。
結局、そこに尽きるんじゃないかと思っています。

これはロックの天皇であるBeatlesの歴史と当てはめて考えてみても面白い。
ジョンとポールは、ギターを持って向かい合って、「ここはこうしよう」「いや、こっちのほうがいい」と言いながら曲を作っていった。
もちろん、当時の最新の録音技術もプロデューサーもスタジオも使いました。
でも最後に音を生み出したのは、二人の人間のやり取りが切っ掛けです。
そして、その「音の会話」から、誰も予想していなかった曲が生まれていった。
AIに「ビートルズっぽい曲を作って」と頼めば、それらしい音楽は作れる。
でも、ジョンレノンとポールマッカートニーが同じ部屋にいて、ギターを弾きながら「あーでもない、こーでもない」とやっていた、その時間までは作れない。
少なくとも、今のパンチーノにはそこが面白いところに見えます。
だからAIを敵にする必要もない。

むしろ、もう一人のアレンジャーくらいに考えて、使えるものは使えばいい。
AIに曲を作らせて終わりではなく、そこから自分がどう料理するのか。
あるいは、自分やアーベン、サカッキーで作った曲をAIにアレンジさせて、そこからまた自分達の音に戻していく。
そんな使い方をしながら、これからもハモリーメンの音楽を作っていこうと思っています。
AIがどれだけ進化しても、パンチーノはギターを持って歌います。
そして、ベースも弾きます(笑)。
機械と競争するのではなく、機械を使って人間にしかできないことを、もっと楽しむ。

これが、これからのアーティスト活動なのかもしれません。楽しむ技術です。
ということで、AI時代のハモリーメンもまだまだ進化中。

そして、その活動を直接応援していただけるのが、現在販売している**「Sound Pack」**です。
1枚500円。
音源を聴いていただくだけでなく、「このバンド、もうちょっと続けてみろよ」という方は、ぜひ一枚宜しくお願いします。手作り品です。

売上は「Road to Solo Live」の活動資金として、次の音源制作やライブにつなげていきます。



AI時代でも、ハモリーメンは生身でロックします。
Stay Rock!🎸