今回のブログは日記というより、今週末のセッションイベントに向けた準備ログになります。
今回はセッション会もあるのであえて身軽に“原点回帰”というか、コンパクトマルチ+コンプレッサーの2台だけでマイボードを簡易的に再現してみようかとスタジオで実験したりしています。もちろん、本物のマイボードのほうが音も太くて、ひらめいた音をそのまま形にできるんですが……
今回はこれだけでやります。
いつもはこれ
人間て便利でいると、工夫をしなくなります。機材に頼らない分、演奏力でカバーしようという気持ちも出てきて、これはこれで面白い流れになっています。
そして今回のマルチの相棒はアナログコンプレッサー。これは企業秘密ですが(笑)
これ、ただの補正役じゃなくて、味付けにも使えるし、ブーストアップにも使えるし、さらにヴォリュームを絞ればカッティングにも使えるという“三拍子そろった便利屋”なんです。パンチーノ的には、これをブースター代わりに使うのがミソですね。音の輪郭が締まって「これこれ!」となる瞬間があります。
あと、実はズームのコンパクトは初代505の時代から使っていて、ハモリーメン結成当初も中古で買った古いマルチ1個だけでライブしてました(笑)マルチの命はパラメータです。それは悟ってます。
おっさんになってくると、巨大なボードに高価なFXを組んでヲタク道を突き進むか、持ち物をなるべく減らして身軽に動くかの二択になってきますよね。気をつけましょう!(笑)
ただ、どれだけ身軽になろうとしても――やっぱり音にはこだわりたいんですよね。
結局のところ、どんな楽器やツールを使っても、最終的に音を出しているのは指なんです。どんなに最新のアンプシミュを使っても、求めているニュアンスがなければ意味がない。逆に、最低限のツールでも“その人らしい音”は出てしまう。
例えばBeatlesのレコーディングでも、ジョン・レノンが『Revolution』を録ったときの話が象徴的です。あの有名な超荒々しいファズトーン、実はエフェクターじゃなくて「録音卓を無理やり歪ませた」だけ。
普通エンジニアが止めるところを、
「いいじゃん、もっと歪ませようぜ!」
みたいなノリで押し切ったという、なんともビートルズらしいエピソード(笑)
つまり、機材よりも“こういう音にしたい”という意志のほうが音を決めるという好例なんですよね。
だから、原点回帰でコンパクトマルチとコンプレッサーの2台だけでも、やりたいことはだいたい形にできる。
「足りない機能は、自分の指でどうにかする」
そんな感覚がちょっと楽しくなっています。
Stay Rock♥