さて、前回は「マイボードを持ち歩くか」「簡易セットでいくか」という話を書きましたが、
今回はその続きとして 俺流アンプシミュの使い方 を少し公開します。
アンプシミュレーター(Line6、zoom、TONEX、iRig…なんでも)は、
実は“JC対策”として非常に役に立つんです。
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■ フェンダーがある現場 → シミュOFF
ライブハウスでフェンダーやVOXなどのクリーンアンプが置いてある場合は、
俺は アンプシミュをオフ にします。それを活かした方が絶対に良い。
JCのクリーンは硬すぎるし、マーシャルだと良い感じのクリーンが出しにくいので避けてます。
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■ JCしかない現場 → シミュON
とはいうものの、圧倒的にJCが多いのが日本のライヴハウスの環境なわけです
JC120しかない現場では、アンプシミュを ON にして“自分のアンプの音”を持ち込む。
つまり、これが俗に言う JC対策(笑)
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■ Zoomユーザーなら分かるテクニック
Zoomのマルチを使っていた人ならわかると思うけど、
パッチをバンクごとに分ける、あの戦法です。
同じ音色(パッチ)を 丸ごとバンクAとバンクBにコピー しておいて、
バンクA:アンプシミュ ON(JC用)
バンクB:アンプシミュ OFF(フェンダー/真空管アンプ用)
この二刀流でどんな現場にも即対応できる。
昔使ってた 歴代ZOOM 505では空間系しか使えないくらいデジ臭い歪みは今はないので(笑)
結局これが一番しっくりきて、失敗しないです。
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■ 簡易セットでも“音の軸”は変えない
今は簡易セットで動いているけど、
アンプシミュの使い分けをちゃんとすれば、
マイボードに近い“自分の音”を作れる。
結局のところ、
どんな機材を使っても、音を出しているのは“自分” なので、
アンプシミュも“味付け+現場対応”の道具として割り切ると強い。
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ここからはアンプシミュレーターにちなんで、Beatlesのエピソードのオマケ。🎸ポールが弾いた “Taxman” のディストーションのリードギターの話をつけておきます。
ビートルズの「Taxman」といえば、
あの 鋭くて、太くて、ちょっと荒いあのギターリード。
実はあれ、
ジョージではなくポール・マッカートニーが弾いているっていうのは有名な話ですが、
さらに面白いのは その歪みの作り方。
結論からいうと——
🔥 ギター:Epiphone Casino
🔥 アンプ:Vox AC100(強烈な音量でオーバードライブ)
ポールはエピフォン・カジノを爆音で鳴らして、
アンプ自体を歪ませて録った “純アナログなオーバードライブサウンド”。
当時はエフェクターの選択肢がほとんどない時代なので、
“歪ませたければアンプのボリュームを上げる”しかなかったわけで、
Taxman のあの音は、まさに 原始力100% の歪み。
現代でいうと アンプシミュの「AC30 系を爆音設定」 に近いフィーリングですが、
アンプのスピーカーが悲鳴を上げる寸前の“暴れ方”が違う。
ポールらしい、
「良い音が欲しいから自分で弾く!」
というロックなこだわりが詰まっていますね。
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🎵 しかしこれも現代ならばアンプシミュで作れそうですね。
アンプシミュで AC30 系モデルを選ぶと、
Taxman のように アンプ本体が歪むタイプのオーバードライブ が再現できます。
つまり、
あなたが Zoom や Line6、TONEX とかを使うときに
Gain を上げるオーバードライブ ではなく
アンプの“Volume”を上げてオーバードライブさせる
この方向でセッティングすると、
Taxman の“荒いのに太くて芯のある”歪みに近づきます。
元ネタがアンプ直だから、
こういう“素で歪ませる系”の音はシミュでも気持ちよく出やすい。
アンプシミュレーターがあるといろいろ試して遊べます(笑)
今日はアンプシミュレーターのお話でした!
Stay Rock♥