2025年9月5日金曜日

AI音楽には勝てるわけがないという真実 (其の3)

約、一週間ぶりのブログです。

最近のニュースで、とあるロックバンドが爆発的に売れていたものの、実は実在しない音源だけのAIバンドだったとバレて、リスナーが一気に冷めて離れてしまった――そんな話を目にしました。まさに「ロックは存在である」ということが証明された事例でしょう。


ただ、この先を考えると、AIがシンギュラリティを迎え、自我を持ち、機械の体を手に入れる日が来るとして。(シンギュラリティとは、AIが人間の知能を超え、自律的に進化していく分岐点のことです。)その先には、AIにも人権が与えられる社会が訪れるかもしれません。漫画家、手塚治虫氏の描いた未来像のように。

けれど、ここで思い出すのはビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。彼らは「架空のバンドになりきる」という発想でアルバムをつくり上げ、結果的にロック史を変えてしまいました。つまり、フェイクに見えても、その裏には確かな存在と実力を表現したという。リアルに受け入れられたことになる。

だから、もしAIがどんなに完璧な楽曲をつくっても、最後に人に問うべきはシンプルなことかもしれませんよ。

――あなたは存在を裏づけるリアルは、どこにあると思いますか?

Stay Rock