2025年8月21日木曜日

AI音楽には勝てるわけがないという真実(其の2)

前回のヴログで「AI音楽には勝てるわけがない」という話をしましたが、今回もその続きです。

ライヴ主義で「AIにはできないリアルを見せる」と言ったところで、現状、若者にウケているのはAdoとか。顔を出さず、存在しているかどうかも分からないスタイル。言ってしまえば、あれは初音ミクの延長線上にある世界観で、つまり“AIに置き換えることができる音楽”なんですよね。


ただ、こういうスタイルって最近始まったことじゃありません。洋楽の世界でも顔を隠すアーティストは昔からいたし、ロックだってKISSや聖飢魔IIみたいに素顔を見せないバンドは存在しました(笑)。結局、音楽とビジュアルの演出方法の違いでしかないんです。

実際に会えるアイドルなんてAKBくらいで、世界的に有名なポール・マッカートニーだって、握手した人なんてほんの一握り。ロックってそもそも「アイコン」として機能してきた文化なんですよね。

だからこそ、AIを神と崇める気はないし、敵だとも思っていません。俺にとってAIは“ツール”であり、時には“共演者”である。ギターやアンプと同じように、どう使うかが勝負どころなんです。

Stay Rock