2025年9月15日月曜日

9月28日 浅草ゴールドサウンズLIVE

9月28日は浅草ゴールドサウンズにてハモリーメンのライブです。
この会場での出演は初めてなのですが、スタッフの皆さんも含めてとても居心地の良い箱だと伺っておりますので、今から楽しみにしています。浅草という街の雰囲気も相まって、きっと特別な夜になることでしょう。



今回の見どころは、パンチーノが今年に入ってから書き上げた新曲を3曲披露することです。
中でも「American Voices」はカントリー色の強い楽曲で、私たちの世代が憧れた“良きアメリカ”を思い起こさせるものになっています。最近はアメリカンな空気を感じる曲が少なくなったように思い、あえてその匂いを込めました。

ちなみに、ビートルズも「アメリカ進出は無理だろう」と言われていたのに、エド・サリヴァン・ショー一発でアメリカをひっくり返しましたよね。もし私たちもそのくらいのインパクトを出せたら……いや、せめて浅草をひっくり返すくらいは頑張ります(笑)。

というわけで、初めての会場で新曲を鳴らす特別な夜。ぜひ遊びに来ていただければ嬉しいです。
Stay Rock

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【LIVE情報】

2025.9.28 (日)
Gold Sounds pre.『music life sunday』
​(動員&プレミア配信並行公演)​
2025.9月 | Asakusa Gold Sounds


出演 : kodo / ハモリーメン / DEN-NEN /
ユリの独言。 / 基学 / and more
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​↓変更あり(8/31更新)
​OPEN 18:00 / START 18:30
ADV¥2500 / DOOR¥3000 (+1Drink¥600)
配信¥2500

ツイキャスプレミアチケット販売中


​※アーカイブ視聴期間:1週間
※購入は公演日の23:59までになりますのでご注意ください。
※会場内禁煙です。

2025年9月5日金曜日

AI音楽には勝てるわけがないという真実 (其の3)

約、一週間ぶりのブログです。

最近のニュースで、とあるロックバンドが爆発的に売れていたものの、実は実在しない音源だけのAIバンドだったとバレて、リスナーが一気に冷めて離れてしまった――そんな話を目にしました。まさに「ロックは存在である」ということが証明された事例でしょう。


ただ、この先を考えると、AIがシンギュラリティを迎え、自我を持ち、機械の体を手に入れる日が来るとして。(シンギュラリティとは、AIが人間の知能を超え、自律的に進化していく分岐点のことです。)その先には、AIにも人権が与えられる社会が訪れるかもしれません。漫画家、手塚治虫氏の描いた未来像のように。

けれど、ここで思い出すのはビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。彼らは「架空のバンドになりきる」という発想でアルバムをつくり上げ、結果的にロック史を変えてしまいました。つまり、フェイクに見えても、その裏には確かな存在と実力を表現したという。リアルに受け入れられたことになる。

だから、もしAIがどんなに完璧な楽曲をつくっても、最後に人に問うべきはシンプルなことかもしれませんよ。

――あなたは存在を裏づけるリアルは、どこにあると思いますか?

Stay Rock


2025年8月21日木曜日

AI音楽には勝てるわけがないという真実(其の2)

前回のヴログで「AI音楽には勝てるわけがない」という話をしましたが、今回もその続きです。

ライヴ主義で「AIにはできないリアルを見せる」と言ったところで、現状、若者にウケているのはAdoとか。顔を出さず、存在しているかどうかも分からないスタイル。言ってしまえば、あれは初音ミクの延長線上にある世界観で、つまり“AIに置き換えることができる音楽”なんですよね。


ただ、こういうスタイルって最近始まったことじゃありません。洋楽の世界でも顔を隠すアーティストは昔からいたし、ロックだってKISSや聖飢魔IIみたいに素顔を見せないバンドは存在しました(笑)。結局、音楽とビジュアルの演出方法の違いでしかないんです。

実際に会えるアイドルなんてAKBくらいで、世界的に有名なポール・マッカートニーだって、握手した人なんてほんの一握り。ロックってそもそも「アイコン」として機能してきた文化なんですよね。

だからこそ、AIを神と崇める気はないし、敵だとも思っていません。俺にとってAIは“ツール”であり、時には“共演者”である。ギターやアンプと同じように、どう使うかが勝負どころなんです。

Stay Rock



2025年8月19日火曜日

AI音楽には勝てるわけがないという真実

このあいだ、AIで再現されたジョンレノンの歌声でオアシスの曲を聴いたんです。
……正直、鳥肌が立ちましたね。これはもう人間には勝ち目がないなと。


AIがなかった時代、俺のオリジナル曲は「ある程度のスキル」がなければ作れない曲でした。
でも今は違う。スキルのない奴でも、AIを使えば簡単に曲が作れてしまう。つまり、俺も彼らと同じ土俵に立たされているわけです。

じゃあ、どこで付加価値を出すのか?
メロディや詩の世界の巧さで競うことじゃない。演奏力で差をつけることもできない。
AIがその領域を全部埋め尽くしてしまったからです。

そこで俺が辿り着いた結論はシンプルです。

ロックはリアル。
ならばライヴで実演する以外に方法はないよねと。

ステージに立ち、汗をかき、観客の目の前で音を鳴らす。失敗も含めて人間そのものをさらけ出す。
こればかりは、どんなAIもコピーできないし、フェイクもできない。

ビートルズがスタジオで革命を起こしたのは事実だけれど、彼らも最後はスタジオのビルの屋上に出て「生でやる」ことを選んだように。
それこそがロックの本質なんだと思います。

AIがどんなに進化しても、ライヴで汗をかいて観客と目を合わせることはできない。
たぶんそのうち「AIに観客まで生成される」なんて話が出てくるかもしれません。

でも考えてみてください。
目の前にいるのが全員AIの観客だったら?
きっと拍手も「Ctrl+C, Ctrl+V」で済ませてくるでしょう(笑)

やっぱり本物の人間が出す歓声や空気感には敵わない。
だから俺はそこに全力をかけるぜ!
リアル応援宜しく!

Stay Rock

2025年8月17日日曜日

ミュージシャンとしての評価とは?

音楽を長くやっていると、評価のされ方はいろいろあるなと思います。
容姿やファッション、ジャンル、楽器…。それで「すごい」と言われることもあれば、「なんだそれ」と言われることもある。


でも一番きついのは「無関心」。酷評でも構わないんです。興味を持たれている時点で勝ちですから。ビートルズだって最初は「髪の長い不良」と言われながら、結局は音楽史をひっくり返しました。

日本には「忖度」という文化があります。ビートルズを聴いたことがない人まで「いやーやっぱり凄いっすね」と周りに合わせる。逆にビートルズなんてアイドルだから子ども騙しと言っていた人もいたり。ですが、それってパソコンを持っていないのにWindows95だけ買って「で、これ何に使うの?」と聞いてるようなもの(笑、古い例えすいません)。形だけの評価に意味はない。

だから俺は「形だけのビートルズしか知らない人」には、こちらから「じゃあ本物を教えてあげますよ」と言いたくなる。((笑)実際、教えはしないけど。)つまり、ロックは体感してこそなんです。

最近は邦楽やK-POPが盛り上がり、洋楽離れを感じます。でもロックのルーツは洋楽にある。呼吸感やグルーヴはどう頑張ってもそこに宿っている。だからこそ、邦楽やK-POPを聴き込んでいる人たちに「悪いけど俺には勝てないよ」と言ってしまう(笑、独り言ですが)。

言えてる事はロックは「ノーフェイク」である一方、エンターテイメントでもあります。つまり「本音をどう演出して伝えるか」が大切。演出なしの本音はただのロクデナシになってしまう。ロックな演出での本音を届けるからこそ、観客は心を動かされるんです。

“You can fake the style, but you can’t fake the soul.”
(スタイルは真似できても、魂はごまかせない。)

そういう意味で、評価はどうであれ「魂」を響かせられるか。それがロックミュージシャンの勝負どころだと思います。

Stay Rock

2025年8月15日金曜日

レコーディングの話

パンチーノの場合、これまでの録音スタイルはMTRやDAWのアプリを使うのが定番でした。パソコンやiPadでポチポチやって、あとからミックスして…という、いわゆる宅録派です。



でも最近ふと思うんですよね。
バンドでやるなら、スタジオに集まって、そのまま一発で録ってしまって、あとから必要な部分だけ編集する方が、結果的に効率がいいんじゃないかって。

なにしろ、今は「スプリッター」という便利な機材が普及してきました。これ、簡単に言えば、1つの演奏を同時に複数のトラックに分けて録音できる分配マシン。
昔はドラマーのキック、スネア、ハイハット…って全部マイクを個別に立てて、ケーブルの森を抜けてミキサーに突っ込み、さらに個別のトラックに録音、なんて手間が必要でした。

でもスプリッターがあれば、スタジオでみんなでガツンと演奏した音を、そのまま各楽器ごとに分けてパソコンやレコーダーに送り込める。
つまり「ライブ感」と「後からの細かい編集」の両立ができちゃうわけです。

うちのメンバーのアーベンも、このやり方の重要性をよく意識しています。
(まあ正直なところ、クリックに合わせるのがちょっと苦手という理由もあるんですけどね・笑)
ただ彼いわく、「クリックと一緒に演奏するのは、メトロノームに命令されてるみたいで気に食わない」だそうです。
アメリカ人の友達にこの話をしたら、「俺も奥さんの言うとおりに動くのは苦手だ」と返されました。うん、それは世界共通の悩みらしいです。

ビートルズだって最初期はほぼ一発録りでした。あのエネルギー感はやっぱり「同じ空間で同じ空気を吸って」演奏したからこそ。
技術は進歩しても、音楽の魔法は結局そこにあるのかもしれません。

ではまた
Stay Rock

2025年8月7日木曜日

🎸憧れと交差する日々。ミュージシャンを続けてきたご褒美みたいなもの。

どうも、パンチーノです。

長く音楽活動を続けていると、不思議な瞬間に出会うことがあります。
それは、**“憧れのアーティストが友達みたいになってくれる”**ような感覚。

今日はそんな、音楽をやってきたからこそ味わえるエピソードを少しだけ書いてみます。


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🎤 名もなきバンド時代から今まで

ハモリーメンを始める前にも、いろんなバンドをやってきました。

たとえば「DISGAST」「Chaps Lover」「Mr VOX」「Limitless Jumble」「Ashnora」「F.N.F」などなど。
検索しても出てこないかもしれません(笑)でも、どれも本気でやっていたバンドです。

30代半ばにさしかかるころからでしょうか。
自分がずっと聴いてきた、憧れていたようなアーティストたちと、少しずつ近い距離になってきました。

もちろん、こちらも同じくミュージシャンとして活動しているからこそ、対等な立場で言葉を交わせたり、共演が実現したりします。


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🎸 憧れがリアルになる瞬間たち

ハモリーメンでは、長沢ヒロさんをゲストに招いて共演させていただきました。
パンチーノ個人としても、EUROXのシンガー・King Reguyth(ネモさん)とイベントで共演したり、
ギターヒーローだった木暮"シャケ"武彦さんとお話ししたり、
ダイヤモンド✡ユカイさんと握手したり…。





若き頃に聴いていた馴染み深い曲のミュージシャンと同じステージに立つなんて、夢みたいな話ですよね。

他にも、書ききれないくらいの“交差”がありました。

たぶん、アーベンも同じような経験が増えてきてると思います。
音楽を続けていると、自然とこういうことが起こるんですよね。


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🎯 でも、欲は尽きない(笑)

いつも思うんです。
「自分にもっと知名度があれば、もっと楽しいことができるのにな」と。

もちろん今でもありがたい機会に恵まれています。
でも、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。だって、**もしヒットソングが1曲でもあったら…**もっと世の中の人に喜んでもらえたかも…って(笑)本当にすいません!先輩方!

でもそれって、きっとどのミュージシャンも思ってることなんじゃないかな。
だからこそ、“次こそは”って気持ちで音楽を作り続けてるんだと思います。頑張れ俺!!


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🎵 まとめ:続ける者だけが見る風景

音楽を続けてきたことで得られたこの景色は、やっぱりかけがえのないものです。
憧れが“触れられるリアル”に変わったとき、それは続けてきた者だけのご褒美だと思っています。

これからも、そんな風景をもっと見られるように、地味に、粘り強く、でも楽しみながら、続けていこうと思います。

ヒット曲?
…うん、そろそろ来てもいい頃なんじゃないですか?(笑)

Stay Rock