今日は「英詩」について。
英語で歌詞を書いていると、たまにこう思われます。
「日本人なのに英語ってカッコつけてない?」「アメリカカブれ?」って。
うん、気持ちはわかる(笑)
でもね、ロックの共通語がたまたま英語だっただけなんだよね。
俺にとっては、**歌詞って“意味を理解する”ものじゃなく、“聞こえてくるもの”**なんです。
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英語でも泣けるし、日本語でも泣けないときはある
正直、英語の歌詞でも心に響く曲はあるし、
逆に日本語でもまったく響かないこともある。
だから、言葉の問題というよりは**“響き”と“伝わり方”の問題**。
「バイリンガルですか?」って先日のライブで聞かれたけど、
全然そんなことないです(笑)
むしろ、音として自然に聞こえるかどうかだけを大事にしてます。
そのためには、やっぱり発音は気にしてます。
耳が良くないと難しい部分だけど、自分なりに本物のロックに聴こえるかどうかはチェックしてる。
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日本語の響きについて
日本語の歌ももちろん好きなんだけど、
いわゆる“フォーク的な言葉選び”にはあまり惹かれない。
なんというか…説明っぽくなりすぎるのが苦手で。
俺は言葉よりも「グルーヴ派」なのかも(笑)
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あのビートルズだって…
ちなみに、ビートルズってドイツ語でも歌ってたの知ってる?
“Sie liebt dich”(「She Loves You」のドイツ語版)とか “Komm, gib mir deine Hand”(「I Want to Hold Your Hand」)とか。
あれは当時、ドイツ市場を意識してレコーディングされたんだけど、
結局ポールはこう言ってた。
> 「ロックンロールはどこの国の言葉でもない。音そのものが心に届くんだ」
ほんとにそう思う。
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ロックは“音楽”じゃなくて“音の魂”
だから、英語だろうと日本語だろうと、伝わるかどうかは音の中にある。
言葉じゃなくて、音の中から感情が立ち上がってくる感じ。
NEWESTもハモリーメンも、そんな風に“聴こえる”曲になってたらいいなって思ってます。
Stay Rock